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参院選最終日に護憲への支持を訴える陣営=20日午後、尼崎市潮江1(撮影・小谷千穂)
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参院選最終日に護憲への支持を訴える陣営=20日午後、尼崎市潮江1(撮影・小谷千穂)

 「3分の2の賛同が得られる改正案を練り上げたい」。改憲に前向きな勢力の議席が、国会発議に必要な3分の2を割り込んだ21日の参院選。一夜明けて会見した安倍晋三首相は、憲法を論じる民意は得たとして、野党にテーブルにつくよう促す意向を強調した。国会での議論は動くのか。兵庫県内の改憲派、護憲派双方の有権者も注目している。(段 貴則)

 「3分の2は維持してほしかった」

 改憲派は不満をこぼしつつ、衆参で3分の2議席を占めても憲法論議が進まなかった経緯を踏まえ、本格的な議論が国会で始まるのを待ちわびる。

 オーダースーツ販売業の男性(39)=加古川市=は「野党が、憲法というだけで議論しないのは建設的ではない。改憲勢力が、しっかり野党にも協議を働き掛け、丁寧な議論をしてほしい」と首相発言を歓迎する。産業用機械製造の男性(37)=明石市=は、憲法に対する有権者の関心の薄さを指摘し「3分の2割れ」の要因を年金問題などの影響と読む。その上で「憲法議論さえ始まれば、改憲の必要性について国民の理解も深まるはず」と話した。

 一方、「3分の2割れ」に追い込んだ護憲派からは安堵(あんど)の声も漏れる。

 「護憲政党としての老舗の意地と底力」を掲げ、国政政党としての存続を懸けた社民党。1議席を確保し、公選法上の政党要件も死守した。50年来の支持者という男性(86)=尼崎市=は「党勢が衰えたとはいえ、平和憲法を守るとりでとして踏みとどまった」と一息ついた。

 「取りあえずほっとしたけれど、安心できない」。国政選挙での野党共闘を呼び掛けてきた市民団体共同代表の女性(66)=西宮市=は「自民は3分の2を回復するため、野党の一部の取り込みに動いてくる。野党は気を緩めず、毅然(きぜん)とした態度で国会審議にあたってほしい」と注文をつけた。

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