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自作のユニークな工作作品に囲まれた上橋智恵さん=姫路市
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自作のユニークな工作作品に囲まれた上橋智恵さん=姫路市
「二足歩行ロボット」
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「二足歩行ロボット」
「大車輪ブランコ人形」
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「大車輪ブランコ人形」
「なぎなた忍者」
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「なぎなた忍者」
「永久ゴマ」
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「永久ゴマ」

 身近な材料で科学の原理や技術を学べる科学工作のオリジナル作品を、次々とインターネット上で発表している女性が兵庫県にいる。姫路市の上橋智恵さん(57)。5年ほど前から独学で作り、今や120点に上る作品をブログや動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する。各地の子ども向けの教室にも引っ張りだこで「科学の楽しさ、面白さを伝えたい」と力を込める。ブログには、子どもたちが夏休みの自由研究などに生かせるよう、作り方も載せている。(井沢泰斗)

 姫路市内にある上橋さんの実家の電気工事会社。「自信作を5点ほど」と依頼して訪れると、40点ほどの作品が並び、モーター音を響かせていた。「せっかくなので、いろいろ見ていただきたくて」。無邪気に笑い、一つずつ丁寧に原理や作り方を解説してくれた。

 まずは最近の工作教室で力を入れているという「二足歩行ロボット」。手回し発電機を回すと、アイスの棒やねじで作ったロボットが前進したり後退したりする。「発電機を回す方向によって電流の向きが変わり、歩く方向が決まる。小学校の理科で習う原理ですよ」

 「大車輪ブランコ人形」はレバーを引くと、しゃがんだ木製人形がブランコの上で立ち上がる。人形が屈伸を繰り返すうち、ブランコの振れ幅が大きくなり、最終的に体操の大技・大車輪に至るのだが、タイミングが難しい。「私以外に成功させた人はいません」と上橋さん。

 他に電磁石の効果で回り続ける「永久ゴマ」や、糸を引くと人形が激しくなぎなたを振り回す「なぎなた忍者」など、遊びだすと止まらない。100円均一店やホームセンターなどで材料をそろえ、2週間に1個のペースで製作する。年10回以上、子ども向けの科学教室に招かれ、関西のほか北陸に出向くこともある。

 上橋さんは地元の短大を卒業後、新日本製鉄(現日本製鉄)広畑の事務職だった28歳の時、「家業の役に立つのでは」と「第3種電気主任技術者」の資格を取得。女性の合格は当時珍しかったといい、業界誌で「理科の工作・実験」をテーマに連載を担当したこともある。50歳で同社を早期退職し、知識を生かして2014年ごろから本格的に工作に取り組み始めた。

 「作品を見せると子どもたちが興味津々で飛び付き、一生懸命遊んでくれるのがうれしい。時々壊されるけど」と上橋さん。「千個を目標に頑張りたい。工作教室で全国を回るのが今の夢です」と意欲は尽きない。ブログは「智恵の楽しい実験」で検索。

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