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ビオトープに自生していたオオアブノメ=豊岡市下鶴井(市立コウノトリ文化館提供)
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ビオトープに自生していたオオアブノメ=豊岡市下鶴井(市立コウノトリ文化館提供)

 絶滅危惧種の植物「オオアブノメ」が、兵庫県豊岡市の玄武洞スポーツ公園に昨夏新設されたばかりのビオトープで見つかった。発見した市立コウノトリ文化館(同市)の菅村定昌副館長(60)は「絶滅したと思われていた珍しい植物が今後も発見できれば」と期待を寄せている。

 オオバコ科の一年草で、湿地などに生息する。高さ10~20センチの茎は柔らかく厚みがあり、小さな丸い実が付く。

 菅村さんによると、近畿ではほぼ姿を消したと考えられ、兵庫県版レッドデータブックでも絶滅の危機にある「Aランク」に指定されている。県内ではかつて東播地域で発見されたと同ブックに記されているものの標本はなく、再発見の可能性が高いという。

 発見場所は、同公園を整備する際に「環境保全エリア」としてグラウンドの北東部に設けられたビオトープ。地元住民が管理し、コウノトリの餌になる生物が生息するように円山川の支流から水を引き込んで湿地にしている。

 今年5月、初のモニタリング調査などで計7株が見つかった。標本用として、うち1株と種子を県立人と自然の博物館(三田市)に送った。菅村さんは「もともとは川沿いの氾濫原などに自生する植物。スポーツ公園は隣接しており、一帯の整備工事で土壌がかき乱されて発芽したのでは」と推測する。(石川 翠)

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