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43年ぶりの自然繁殖を成功させたコウノトリの親鳥。25日に死亡が確認された=2007年5月、豊岡市百合地
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43年ぶりの自然繁殖を成功させたコウノトリの親鳥。25日に死亡が確認された=2007年5月、豊岡市百合地

 兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)は26日、2005年に始まったコウノトリの試験放鳥で、07年5月に国内で43年ぶりとなる自然繁殖に成功した親鳥の雌が死んだと発表した。21歳だった。国内の野外コウノトリは1971年に一度絶滅。野生復帰への道のりを大きく前進させた雌だった。

 06年9月に放鳥された雌は翌07年4月、同市百合地の人工巣塔で産卵し、5月にひな1羽がふ化。ひなは“放鳥コウノトリ2世”として国内外から注目され、2カ月後に巣立った。ペアの雄は16年に負傷し、同公園内で保護されている。

 今月22日、同市内の田んぼで雌が負傷してうずくまっているのを、連絡を受けた同公園職員が確認。他の個体に突かれたとみられる傷が複数あり、保護して治療していたが、25日午前に死んだ。解剖の結果、傷の一部が肺に達していた。

 人工巣塔の近くに住み、長年コウノトリの成長を見守ってきた男性(80)は「地元に作ってくれた巣で初めてひなの姿が見えたときはとてもうれしかった」と振り返り、「争いは自然界の宿命だが、もう少し生きていてほしかった」と声を落とした。(石川 翠)

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