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チャイルドシートで寝る女の子(Qiteng T/stock.adobe.com)
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チャイルドシートで寝る女の子(Qiteng T/stock.adobe.com)
車内の熱中症危険度を測定した結果(JAF提供)
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車内の熱中症危険度を測定した結果(JAF提供)
熱中症予防のポイント(総務省消防庁ホームページから)
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熱中症予防のポイント(総務省消防庁ホームページから)
熱中症の応急手当(総務省消防庁ホームページから)
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熱中症の応急手当(総務省消防庁ホームページから)
車内最高温度は57度まで上昇(JAF提供)
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車内最高温度は57度まで上昇(JAF提供)

 夏休みやお盆の帰省など、車で長距離移動をする人が多いシーズンとなりました。本来、車移動は快適ですが、この時期は「車内熱中症」というリスクがあります。自動車安全のプロ、日本自動車連盟(JAF)に注意点を聞きました。

■わずか15分で危険レベルに

 ー夏は駐車していた車に乗ると、猛烈に暑いです。

 「2012年8月、車内温度の検証テストを実施しました。暑さ対策を施さない車の場合、車内温度は最高温度が57度、ダッシュボードの最高温度はなんと79度に上昇しました。日よけ対策などをしていても車内温度は45~50度となり、窓を開けていてもダッシュボードの温度は75度でした」

 ー駐車中の車内の温度は人体には大敵ですね。

 「休憩などで高速道路のサービスエリア等を利用する方も多いかと思います。車から離れる際に、窓を閉め切った状態でエンジン停止後、車内の熱中症指数はわずか15分で人体にとって危険なレベルに達します」

 ー日陰に駐車したら大丈夫?

 「車を日陰に駐車したとしても、その車内温度の差はわずか約7度。駐車場所に関わらず外気温が高い場合は注意が必要です」

 ー幼い子どもだと「降りたくない」とぐずることも。

 「『少しの時間だから』『寝ているから』といって車内に子どもを残したまま車を離れることは、熱中症を引き起こしかねません。加齢に伴い高齢者は体温調節機能が低下するため注意が必要です。ペットも同様です」

 ー乗車直後の温度を下げる裏技はありますか?

 「まずは窓を全開にし、車のエアコン(オート)を外気導入に設定、温度設定を最低にして走行。2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして走行し、温度変化を測定した結果が、より短時間で温度を大きく下げられる結果となっております」

 ーなるほど、エアコン+走行ですね。

 「車内温度を下げる方法としてドアの開閉や冷却スプレーを使う方法がありますが、ドアを強く締めたり、何度も開閉することで故障の原因となってしまう可能性があります。また、冷却スプレーの多くは可燃性のガスが使われているため、換気が不十分な車内でたばこ等に火をつけるなどで引火し、やけどを負う可能性があるので注意が必要です」

 ー古典的ですが、車のボディーに水をかける方法は?

 「過去に実施したテストではバケツ3杯分の水(計24リットル)をかけても、車内温度は0.9度しか下がらず、効果はなかったそうです。エアコン+走行は、短時間で温度を大きく下げられ、燃料の消費や排ガスも抑えられます」

■高温や汗で思わぬ事故も

 熱中症以外にも、高温による車内トラブルはあります。JAFに寄せられた具体例を紹介します。

・夏だったので子どもの腕が汗で窓にくっついていたようで、駐車して助手席の窓を開けたら窓ガラスと一緒に吸い込まれるように挟まれた

・夏にチャイルドシートに座らせようとしたら、金具部分が高温になっていて、それが手に触って軽いやけどをした

・夏に駐車場に止めていた車に乗る時、金属部を触ってやけどした

■熱中症になったなら

 総務省消防庁はホームページで「熱中症を予防して元気な夏を!」を公開中です。熱中症予防のポイントや応急手当などがイラスト入りで紹介されています。夏の外出前には要チェックで、楽しい夏の思い出を作ってください。(ネクスト編集部 金井かおる)

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