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神戸市立中央図書館で今年開かれた神戸空襲に関する資料展。写真と合わせて防空頭巾やもんぺなどの資料が並んだ=神戸市中央区楠町7
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神戸市立中央図書館で今年開かれた神戸空襲に関する資料展。写真と合わせて防空頭巾やもんぺなどの資料が並んだ=神戸市中央区楠町7

 太平洋戦争の終戦から15日で74年になる。戦時中を生きた人が少なくなる中、戦地や空襲に関する遺品や当時の暮らしが分かる資料をどう残し、次世代に託していくのか、兵庫県内の各自治体は知恵を絞る。明石市では、来年度をめどに戦争関連の資料を常設する展示室を新設する見込み。尼崎市でも来年秋、近現代史の重要な一こまとして、戦争の歴史や暮らしを伝える常設展を開く計画だ。(貝原加奈)

 明石市では毎年1~3月、明石市立文化博物館内で戦災資料を含めた企画展を開いている。戦争体験者が高齢化する中、戦後70年を機に、広く平和について考えてもらおうと人権推進課を中心に啓発を行ってきた。

 1945年に6回の空襲で約1500人の犠牲者を出した明石空襲について、資料集や小学生らに向けた冊子を作成。インターネット上でも公開している。市民向けのフィールドワークや映画会も開いてきたが、「体験者の高齢化が進み、記録としてきちんと残していく必要性を感じる」と強調する。

 同館が展示してきた資料に加え、戦争体験者から集めた資料は計約400点に上る。来年度中に戦災資料の常設展を新たに設ける予定という。

 現在、リニューアル工事中で来年秋のオープンを見込む尼崎市文化財収蔵庫では、これまでなかった明治時代以降の近現代史の展示スペースを設ける。その中で、500人近くが亡くなった尼崎空襲について紹介する計画だ。

 空襲の被害を伝える写真を中心に、出征した人の千人針や出征旗、防空頭巾、衣料切符など当時の暮らしに関連するものを展示する。尼崎市の担当者は「戦争や自然災害を乗り越えて今がある。資料は市民の財産」と話す。

 一方、神戸市では1995年の終戦50年に合わせて「神戸平和記念館」を建設する構想があったが、同年の阪神・淡路大震災による財政悪化で計画は凍結されたままになっている。96年に市立兵庫図書館(同市兵庫区)で神戸空襲に関する資料室を開設。98年からは一般市民を対象に戦災資料を募り、約1500点が集まった。市は2005年、ホームページ上に「神戸災害と戦災資料館」を開設し、その一部を公開している。

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