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台風の接近に備え、小学校に避難した住民たち=15日午後、洲本市由良3(撮影・斎藤雅志)
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台風の接近に備え、小学校に避難した住民たち=15日午後、洲本市由良3(撮影・斎藤雅志)

 大型の台風10号が中国地方を縦断した15日、昨年の豪雨や台風で被害を受けた兵庫県内の被災地などは厳戒態勢となった。夕方からは雨脚が強まり、避難所に身を寄せた住民たちは不安な夜を過ごした。お盆のラッシュや観光客で混み合うはずの駅や行楽地の人影もまばらで、集客イベントなども中止や延期を余儀なくされた。

 昨年7月の西日本豪雨で土石流が起きた神戸市灘区篠原台。灘消防署員が消防車で巡回して土砂崩れへの注意を呼び掛け、昨年の災害現場の状況も確認した。

 流木で自宅が全壊し、今年4月に再建した会社員女性(55)は「昨年の雨量はすごかった。今回はまだ少ないが、油断はできない」。土のう約40個が積まれた現場に目をやり、顔をこわばらせた。

 被災の傷痕が残る宍粟市。増水で崩落した橋の架け替え工事が続く同市一宮町の男性(54)は、いつでも避難できるように荷物をまとめた。「川の護岸は半分できたが、一度被害にあったので『大丈夫』とは思えない」とつぶやき、水位を見守った。

 昨年9月の台風21号による高潮で浸水被害が出た芦屋市の人工島・南芦屋浜地区では、県が南側護岸約1・5キロにわたって大型土のうを積んだ。市が配った土のうを自宅駐車場に並べた男性(70)は「食料は昨日買い込んだので、自宅でじっとしておく」。

 被害が出る前に自主的に避難する住民の姿も。淡路市江井の「江井コミュニティーセンター」には、14日夜から2世帯3人が身を寄せた。10年前の台風で自宅が床上浸水した男性(101)は「自宅で眠るのが心配。台風が通り過ぎるのを待つしかない」。兵庫県市川町のスポーツセンターに避難した女性(75)は「暗くなってから動くのは危ないので早めに避難するよう心掛けている」と不安そうに話した。

 夏の恒例イベントやお盆の行事も中止に。丹波篠山市では民謡と盆踊りの祭典「丹波篠山デカンショ祭」のうち、15日と16日午前のプログラムを中止。16日夕方以降の「総踊り」は実施予定で、同市は「無事開催を願っている」とした。

 阪神甲子園球場(西宮市)の全国高校野球選手権大会も15日の試合を順延。洲本市や養父市などで夏祭りが中止となり、神戸市などでは、お盆の「精霊送り」を取りやめた。(まとめ・井関 徹)

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