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国内外の多彩なボードゲームをそろえた店内で楽しむ若者たち=神戸市中央区布引町3、ボードゲーム専門店「トリックプレイ」
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国内外の多彩なボードゲームをそろえた店内で楽しむ若者たち=神戸市中央区布引町3、ボードゲーム専門店「トリックプレイ」

 盤上で遊ぶ「ボードゲーム」の人気がじわりと広がっている。兵庫県内でも国内外の多彩なゲームを体験できる専門店が増え、若者らが「初対面の相手でも楽しい」と興じる。対面でコミュニケーションを取りながら、相手の戦略を読むなどの駆け引きが特徴で、デジタル全盛の時代に、スマートフォンのゲームなどとは異なる魅力が注目されている。(村上晃宏)

 「あー! 負けたー」。8月上旬、神戸市中央区のボードゲーム専門店「トリックプレイ」。和気あいあいとした声が響く。

 同店は2013年、ボードゲームの魅力に引かれた梅井節次さん(46)が脱サラしてオープン。国内外のゲーム千種類以上を体験できる。客層は20~40代が中心で、土日曜は店内の40席がすぐに埋まるという。

 「思考力を読み合うゲームが人気」と梅井さん。参加者がそれぞれヒントを出し合って1人の解答者を正解に導く協力型ゲーム「ジャストワン」、砂紋の模様が入ったタイルや石を並べて石庭を完成させ、数値化された「わび・さび」の点数を競う「枯山水」など一風変わったゲームもある。

 「初対面でもボードゲームがあれば、すぐに打ち解ける」と同市灘区の会社員男性(30)。この日一緒に遊んだ4人のうち1人は初対面だったが、古くからの友人のように親しげだ。「協力する場面もあり、仲良くなる手段としては最適」と話す。

 梅井さんによると、開店当初は周辺に専門店は皆無だったが、近年は東京や大阪に続き、兵庫県内でも増加。16年に姫路市で専門店「B-CAFE」、19年に豊岡市でカフェ「ボードゲーム茶屋湖月」が開業するなど広がりを見せる。インターネットの専門情報サイト「ボドゲーマ」によると、兵庫には少なくとも15店舗があるという。

 「B-CAFE」を営む大坪尭央さん(27)は「有名ユーチューバーがボードゲームを紹介する動画を投稿し、興味を持つ若者が増えた印象」。1人で訪れる人もおり、「新しい出会いが生まれるコミュニティーとしても人気」と話す。

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 スマホゲームよりも脳が活性化する-。そんな調査結果もある。米玩具大手マテルの日本法人マテル・インターナショナル(東京)は18年、小学2~5年の男女4人と保護者4人を対象に、ボードゲームとスマホのゲームで、脳の活動状態を比べる実験を実施。古賀良彦・杏林大名誉教授(72)=精神医学=の監修の下、参加者の血液を調べた。

 スマホゲームよりボードゲームの方が、集中力や計画力、社会性をつかさどる「前頭葉」の血流量が終盤になるにつれ増え、活性化する結果になったという。

 古賀名誉教授は「相手の先を読む戦略性が必要な点や、目の前の相手とのコミュニケーションを自然と促す点が関係している。脳活性化のツールとしても期待される」と話している。

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