総合 総合 sougou

  • 印刷
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5
拡大
兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は、30年後のあるべき県政の将来像を描く新たなビジョンをつくる方針を固めた。人口減少が深刻化し、都市部と地方の人口偏在が進む中、地域の魅力アップに向けた指針を示す。策定作業は2年後に予定される知事選も見越して進むとみられ、5期目の折り返しを過ぎた井戸敏三知事は「集大成になるかどうかはともかく、長期的な布石の第一歩にしたい」と説明する。(井関 徹)

 現行の「21世紀兵庫長期ビジョン」は、従来の総合計画に代わる指針として2001年2月に策定。「全県ビジョン」と、圏域ごとに住民らが取り組む「地域ビジョン」から成る。

 井戸知事は当時、副知事としてこの策定作業を担当し、ビジョンの説明や住民との意見交換で県内各地を巡った。時期を同じくして、故貝原俊民前知事の早期退任に伴う同年7月の知事選で後継候補となり、初当選した。

 ビジョンはその後、社会情勢の変化を踏まえて11年12月に改訂。「創造と共生の舞台・兵庫」を掲げ、40年頃のあるべき県政の姿を示した。地域ビジョンの見直しは、県民局ごとに公募した委員と共に約2年半かけて課題を探った。

 新ビジョンの策定に向けては、県民の価値観の多様化や科学技術の進展など、今後起こりうる社会潮流の変化を探るため、若手研究者らによる専門委員会を設置する方針だ。現在、委員の人選を進めており、近く発足させる。20年度中にもビジョンの試案をまとめる予定で、井戸知事と同じ総務官僚出身の金沢和夫副知事が担当する。

 ただ、県は昨年、75歳以上の高齢者がピークとなる11年後の将来像を描いた「兵庫2030年の展望」を策定。本年度は展望を具体化するプロジェクトを検討しているほか、20年度から5年間の人口目標などを定める次期「地域創生戦略」の議論も始まっている。そのため県議会からは「複数の計画が混在し分かりづらい」との指摘もある。

 井戸知事は「2030年の展望の実現プログラムをしっかり具体化し、もう少し先の時代を目指す作業を併せて行う」と強調する。

総合の最新
もっと見る

天気(9月17日)

  • 31℃
  • ---℃
  • 20%

  • 27℃
  • ---℃
  • 50%

  • 32℃
  • ---℃
  • 10%

  • 31℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ