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ファンの声援に応える西宮ストークスの選手たち。本拠地移転の検討が始まった=2018年5月、西宮市立中央体育館
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ファンの声援に応える西宮ストークスの選手たち。本拠地移転の検討が始まった=2018年5月、西宮市立中央体育館

 バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の「西宮ストークス」が、本拠地である兵庫県西宮市から移転する検討を始めた。Bリーグが将来のリーグ参入条件として「チームと試合会場の一体経営」を新たに打ち出し、現在の市立中央体育館では条件を満たせないためだ。クラブは自主運営できる本拠施設を探しているが難航は必至。全面支援してきた市側も当惑している。(初鹿野俊、小谷千穂)

 Bリーグは7月、7年後の2026~27年シーズン以降に参入できるチームの条件を厳格化。年間の売り上げやホームゲームの平均入場者数を上方修正した上で、「チームと本拠アリーナの一体経営」を加えた。

 ストークスの本拠アリーナは市立中央体育館。老朽化のため、同市が建て替えを計画しているが、当初「ストークス仕様」として最大5千人収容を打ち出すなど、市も一体となってサポートしてきた。

 しかし、Bリーグの新方針が立ちはだかった。市立の体育館は市民利用が大前提。試合開催日以外にストークスがイベント興行を自由に行うなど、運営権の取得は望めない。

 24年3月には新基準で参入の審査があり、クラブはさっそく市と協議。ホームアリーナを移す意向を固めた。ストークス運営会社の渡瀬吾郎社長は「当面は西宮にとどまる」としながら、「ファンやスポンサー、選手のため、B1ライセンスの確保に力を尽くす」とアリーナの獲得に意欲を見せる。候補地はまだ決まっていないというが、兵庫県内で探す方針。

 これに対し、西宮市の担当者は「市を挙げて応援してきただけに残念。新体育館の設計も客席数など変更せざるを得ない」と落胆を隠さない。ストークス側は市外に移転したとしても、西宮で年間数試合行う意向を示しており、「良好な関係を続けてほしい」と話している。

■人気獲得へリーグ改革

 Bリーグは、B1参入の新基準とした「クラブとアリーナとの一体経営」について、「プロの試合観戦にふさわしく、エンターテインメント性を追求できる」と強調する。

 リーグは、日本のプロバスケットボールの将来構想に、国民的スポーツとして認知度向上▽米プロバスケ・NBAに次ぐ地位の確保▽憧れの職業ナンバーワン-を掲げる。

 ただ現在、一体経営ができているのは、B1の「大阪エヴェッサ」(大阪市)のみ。B1「琉球ゴールデンキングス」(沖縄市)も同市が建設する「沖縄アリーナ」の指定管理者になる予定だ。

 大半の球団にとってハードルが高い新基準。それでも、東京五輪などを機にBリーグを「プロ野球やJリーグ並みに」と関係者の鼻息は荒い。

【西宮ストークス】2011年、「兵庫ストークス」として発足した。ストークスはコウノトリの英語名。16年のBリーグ参入を前に、西宮を本拠に「西宮ストークス」と改称。同年、2部初代王者となり1部に昇格したが、1シーズンで降格した。運営会社はIT企業の社長らが出資する「兵庫プロバスケットボールクラブ」。現在12人の選手が所属。18~19年シーズンで年間売上高が約3億円、ホームゲームの平均入場者数は約1300人。

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