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【1】【2】【6】は米ワシントンのフリーア美術館が所蔵(Freer Gallery of Art, Smithsonian Institution, Washington, D.C.:Purchase ‐Charles Lang Freer Endowment,F1962.10、F1962.11、F1962.12)【3】【4】【5】は米国人収集家が所有((C)2012 Christie’s Images Limitied)
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【1】【2】【6】は米ワシントンのフリーア美術館が所蔵(Freer Gallery of Art, Smithsonian Institution, Washington, D.C.:Purchase ‐Charles Lang Freer Endowment,F1962.10、F1962.11、F1962.12)【3】【4】【5】は米国人収集家が所有((C)2012 Christie’s Images Limitied)

 明石城(兵庫県明石市)の本丸御殿にあったとされる襖絵(ふすまえ)で、現存するのは晩冬から春の前兆までを描いた12面。本来は夏から秋にかけての12面と対になり、計24面で四季花鳥図を構成していたとみられる。

 金色の地に極彩色で描かれた装飾画。中央に柳の大樹が枝を左右にゆったりと伸ばし、金色の雲の合間に遠山や水流を配しており、キジやシラサギなどが生き生きと描かれる。引き手が付けられていた跡が画面に確認でき、襖絵だったことが分かる。

 日本人が襖絵の一部を所有していた一時期、管理していた愛媛県美術館(松山市)の長井健学芸員(45)は「桃山時代の名残をとどめる特徴から、江戸時代初期の作とみてよい。鑑定を受けていれば、国の文化財に指定されるレベルではないか」と話す。

 襖絵など障壁画に関する著書で知られる武蔵野美術大の水尾比呂志名誉教授は1960年、美術誌「國華」(第821号)で「柳の木の描法は狩野山雪(さんせつ)のスタイルを思わせる。山の描き方は町絵師風な大和絵の様式を示し、水流の空間の切り方には、長谷川派の感覚がうかがえる(抜粋)」と高く評価している。

 現在、12面が連続するうちの左端とその隣、そして右端に位置する3双を米ワシントンのフリーア美術館が所蔵、残り3双をサンフランシスコ在住の米国人収集家が所有している。(小西隆久)

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