総合 総合 sougou

  • 印刷
「こども図書館神戸(仮称)」の建設候補地に挙がっている東遊園地周辺=2019年4月、神戸市中央区
拡大
「こども図書館神戸(仮称)」の建設候補地に挙がっている東遊園地周辺=2019年4月、神戸市中央区
安藤忠雄さん
拡大
安藤忠雄さん
神戸新聞NEXT
拡大
神戸新聞NEXT

 建築家の安藤忠雄さん(77)が、神戸市中心部に「こども図書館神戸(仮称)」を建設する計画のあることが9日、関係者への取材で分かった。安藤さんは東遊園地(同市中央区)の「慰霊と復興のモニュメント」近くに建設したい意向を示しており、同遊園地周辺が候補地に挙がっている。建物の規模や開館時期は未定だが、安藤さんが設計・建設し、神戸市に寄贈する形になる見込み。(長谷部崇、片岡達美)

 関係者によると、絵本や児童書など子ども向けの本をそろえ、子どもたちが自由に読書できる施設になるとみられる。阪神・淡路大震災の記憶を次世代に受け継ぐことも建物の重要なコンセプトになりそうだ。安藤さんは今後、市に対し正式に計画を提案し、市との協議で建設地を選定する。設計から完成まで2年ほどかかるとみられる。

 東遊園地は近年整備された芝生広場に訪れる親子連れが増えており、市は今後、「慰霊と復興のモニュメント」を除く北側エリアの再整備を本格化させる。周辺でこども図書館の建設が決まれば、都心とウオーターフロントを結ぶ一帯のにぎわいづくりに一層弾みがつきそうだ。

 安藤さんは大阪市北区の中之島公園で、子ども向けの書籍約3万冊をそろえる「こども本の森 中之島」(来春開館予定)を建設中。完成後は大阪市に寄付し、蔵書や運営費は寄付金でまかなうとしている。

 兵庫県内の安藤建築は、県立美術館(神戸市中央区)や六甲の集合住宅(同市灘区)、姫路文学館(姫路市)、淡路夢舞台(淡路市)、木の殿堂(香美町)など数多い。修業時代を過ごした神戸に対する思いは強いとされ、自身の写真集では「大阪育ちの私の、もう一つの“故郷”」と記している。

     ◇     ◇

多くの本に出合って/安藤忠雄さんのコメント

 私は大人になって読書の楽しさや大切さに気が付いた。それだけにもっと幼い頃から絵本や文学に触れることができていればと後悔もした。これからの時代を生きる子どもたちにはできるだけ多くの本に出合ってほしい。阪神・淡路大震災の記憶を風化させず、次代の子どもたちに伝えていくためにも、新しい図書館を役立ててほしい。

総合の最新
もっと見る

天気(9月22日)

  • 28℃
  • 24℃
  • 70%

  • 27℃
  • 19℃
  • 70%

  • 30℃
  • 23℃
  • 50%

  • 27℃
  • 21℃
  • 60%

お知らせ