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 安倍晋三首相が11日に行った内閣改造は、自らの側近を中心に「入閣待機組」にも配慮した顔ぶれとなった。兵庫県内の主な政党関係者の受け止めを聞いた。

 自民党県連の石川憲幸幹事長は「仕事ができるベテランが多い。憲法改正や外交問題など重要案件を抱える中で強固なチーム力を発揮できる」と安定感を評価。ただ、「地方創生や分権改革は道半ば。地方にも配慮した施策を展開し結果を出して」と注文した。

 公明党県本部の松田一成副代表は「関心が高まっている環境問題や東京五輪などの閣僚に新しい風を取り入れた挑戦的布陣」とする。消費税増税に触れ「弱者に対応する軽減税率と幼児教育などの無償化は着実に進めてほしい」と期待した。

 「安倍政権下で経済問題も外交問題も後退している」と批判するのは立憲民主党県連の桜井周代表。「昨秋の内閣改造で『明日を切り開くための全員野球内閣』と呼んだが、大半を入れ替えた。結局は明日を切り開けなかったということだ」と皮肉った。

 国民民主党県連の石井健一郎幹事長は、13人が初入閣となったことに「手腕は未知数で外交や経済など山積する課題に即応できるか不安」と指摘。入閣した県内選出の2人には「与野党で立場は違うが、職責を果たされることを期待したい」と対応を注視する。

 共産党県委員会の村上亮三書記長は「アベノミクスが行き詰まり、韓国などとの外交は八方ふさがり。『お友達』を集めた内閣ではさらにひどくなる」と切り捨てる。「内閣改造は批判をかわす意図があるのかもしれないが、国民はだまされない」と話した。

 日本維新の会県総支部の掘井健智幹事長は「安倍首相の下で憲法改正に向けて一丸となろうとしている」と警戒感を示す。改憲には前向きだが「維新が目指すのは教育無償化や地方分権で、自民の改憲内容とは違う。立場の違いを明確にしていかなければ」と語った。

 社民党県連の梶川美佐男代表は「小泉(進次郎)人気にあやかった国民を欺く改造」と断言。「安倍首相が自分に忠実な人材で固めただけ。権力の私物化が顕著に表れた」とし、「野党と市民と共闘しながら退陣を求めていく」と強調した。(まとめ・井関 徹)

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