JR西日本は9月から、希望する運転士に偏光レンズのサングラスを貸与する。前方確認する際のまぶしさを軽減し、安全性の向上を図るためで、近畿地区の在来線で試行。効果が確認されれば、全エリアでの導入を予定している。
朝日や西日などで運転がしづらいという運転士の声は以前からあったが、サングラスの着用は、視機能に影響する可能性があり、服装に関するマニュアルでも認められていなかった。
今回、採用したのはタレックス光学工業(大阪市)の製品。色覚に影響を及ぼさず、疲労軽減の効果も実証されているという。着用は運転中のみとする。
約75人の運転士を対象に来年2月まで試行する。(田中真治)
