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「錦秋特別公演」を前に抱負を口にする中村勘九郎=大阪市北区(撮影・大山伸一郎)
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「錦秋特別公演」を前に抱負を口にする中村勘九郎=大阪市北区(撮影・大山伸一郎)

 真っ黒に日焼けした精悍(せいかん)な笑顔が、今年取り組んだ大仕事を伝える。NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で、主役のマラソンランナー金栗四三(しそう)役を務める中村勘九郎が、弟の七之助と本職の歌舞伎で共演。10月20日、神戸国際会館こくさいホールで公演する。

 中村屋一門の毎年恒例の全国巡業。歌舞伎専門の劇場がない地方のファンに楽しんでもらおうと、2005年から行ってきた。今年は「錦秋(きんしゅう)特別公演」と銘打ち、10月8日から全国14カ所で開く。兵庫での公演は2年ぶりとなる。

 神戸は父で故十八代中村勘三郎との巡回で何度か来たことがある。御影公会堂なども観光した。また金栗四三の恩師で、役所広司演じる嘉納治五郎の故郷。「ドラマに出て分かったんですが、金栗家、嘉納家の本家はどちらも造り酒屋なんですよね。ご縁を感じる」と親近感を持つ。ランナーを演じるまでは走ったことがなかったが、最近は街散策は楽しんでいる。「いつか嘉納さんの実家を訪ねてみたい」

 今回の公演は門弟一同で「艶紅曙接拙 紅翫(いろもみじつぎきのふつつか べにかん)」、中村鶴松が「三ツ面子守」、そして自身と七之助の兄弟で「松廼羽衣(まつのはごろも)」を演じる。三保の松原に舞い降りた天女(七之助)が、漁師・伯竜(勘九郎)に羽衣を取られ、舞を舞いながら天に帰るという物語。

 勘九郎は「お客さんはいだてんの印象が強くて、白く化粧した顔を見たら驚かれるかも。いい意味で期待を裏切りたいですね」と白い歯を見せる。兄弟共演に向けては、「久しぶりにがっつり組んでの舞台が楽しみ。踊る場面が多いが、きれいに演じればいいものではない。経験を生かして深みのある演技を披露したい」と抱負を口にした。

 10月20日の神戸公演は、午前11時半と午後3時半の2回。S席9千円、A席8千円、B席7千円。同会館プレイガイドTEL078・230・3300

(津谷治英)

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