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図録「絵葉書で見るタイムスリップ」を編集した藤野賢二さん=神戸市中央区三宮町3
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図録「絵葉書で見るタイムスリップ」を編集した藤野賢二さん=神戸市中央区三宮町3
明治から大正にかけて描かれた神戸・三宮の様子(タイムロマン提供)
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明治から大正にかけて描かれた神戸・三宮の様子(タイムロマン提供)
昭和初期に撮影された異国情緒漂うメリケン波止場(タイムロマン提供)
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昭和初期に撮影された異国情緒漂うメリケン波止場(タイムロマン提供)

 明治、大正、昭和時代の絵はがきや写真を収めた図録「絵葉書で見るタイムスリップ」が10月、絵葉書資料館などを運営する「タイムロマン」(神戸市中央区)から出版される。兵庫県内の名所を切り取った絵はがきからは当時の流行や習慣がうかがえ、同社は「幅広い世代に楽しんでもらいたい」とアピールする。(津田和納)

 同市垂水区にある同資料館の館長でコレクターの藤野直計(なおかず)さん(71)が、30年以上かけて集めた約600点を、地域や交通といったテーマごとに紹介。次男の賢二さん(43)が一枚一枚をえりすぐった。

 賢二さんによると、国内では1900(明治33)年から絵はがきの製造が始まり、日露戦争(04~05年)の勝利を記念する絵はがきは一大ブームとなり、全国に取扱店ができたという。当時、カメラで写真撮影を楽しめたのは一握りで、賢二さんは「記念や土産として残しておこうと、広く買い求められたようです」と説明する。

 明治時代の絵はがきはモノクロ写真に職人が手作業で色つけ。柔らかい色合いが特徴だ。元町商店街を描いた一枚には、カラフルなのぼりが掲げられた店の前を、人力車や着物姿の人が行き交う様子がにぎやかに表現されている。

 昭和に撮られた写真では、神戸市電(71年に廃止)が街中を走る様子や、観光客でにぎわう城崎温泉などを紹介。マニアは虫眼鏡を使って細部まで眺めるといい、賢二さんは「窓枠といった建物の装飾や看板の文字、服装など、細かい部分から当時の流行が感じ取れる」と言う。

 昭和40年代までの資料を収めており、賢二さんは「高齢者に昔の思い出を語ってもらいながら脳の活性化を図る『回想法』にも役立ててほしい」と話す。

 A4変形判160ページ。4730円(税込み)。10月上旬販売予定で予約を受け付けており、ホームページ「絵葉書資料館」から取り扱い書店を確認できる。2千部限定。タイムロマンTEL078・327・4680

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