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早めの定期券購入を呼び掛けるJR西日本のポスター=神戸市中央区相生町3、JR神戸駅
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早めの定期券購入を呼び掛けるJR西日本のポスター=神戸市中央区相生町3、JR神戸駅

 10月に消費税が8%から10%に引き上げられるのを前に、鉄道各社は同月から使用する定期券を早めに購入するよう呼び掛けている。主な鉄道会社の定期券は税率引き上げ分を転嫁して値上げされるが、9月末までは8%の税率で購入が可能だからだ。過去の消費税引き上げの際、窓口が大混雑した教訓を踏まえた。

 鉄道各社によると、消費税が3%から5%に上がった1997年や、8%となった2014年は、鉄道各駅で定期券を駆け込みで求める利用客が長蛇の列をつくった。税率が切り替わる前日には、数時間並んだ揚げ句に購入できないケースもあったという。

 JR西日本では、新規、継続いずれの場合も14日前から購入できる。10月1日からの定期券は9月17日に発売になった。

 同社は9月6日以降、ホームページや駅のポスターで周知してきた。特急券も乗車1カ月前の午前10時から発売しているため、合わせてPRしている。広報担当は「過去の反省も踏まえて、早めの購入をお願いしたい」と話す。

 5年前の増税時には、私鉄の各駅でも大規模な混雑が発生。受付時間を2~3時間延長して対応した窓口もあった。

 阪急電鉄や阪神電鉄は今回、窓口の営業時間拡大などは予定していないが、各社とも「混雑を避けるために、一日でも早く購入してほしい」とする。

 一方、神戸市営地下鉄は利用促進のため、10月1日から通学定期を値下げする。同日以降に購入した方が安くなるケースもあるため、早めの購入は特に呼び掛けないという。

 前回の増税時には、購入する人で100メートル以上の行列ができた駅もあったというが、担当者は「混乱が起きないよう、丁寧に対応していく」としている。(末永陽子)

◇川重社員に「月内購入を」◇

 10月が定期券の切り替え時期に当たる従業員に向け、9月中の購入を呼び掛ける企業もある。9月の給与支払いに合わせて、消費税率8%の定期代金を振り込むためだ。

 川崎重工業(神戸市中央区)では17日から、社員に定期券を9月中に購入するよう呼び掛けを始めた。

 対象は、継続の場合は10月1~13日に期限が切れる人、新規購入は同月1~7日に使用を開始する人で、社員1万8千人のうち3500人。定期異動の時期と重なったため該当者が多くなったという。

 各事業所の人事部門を通じて通知したほか、9月の給与明細書にも購入を促すコメントを入れる。5年前の増税時にも同じ作業をしており、担当者は「作業量が増えて大変だったが、前回の経験を生かせた」と話した。(塩津あかね)

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