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明石市役所=明石市中崎1
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明石市役所=明石市中崎1

 兵庫県明石市の50代の男性職員(当時)が生活保護受給者の「ケース記録」を捏造(ねつぞう)していた問題で、この職員が2018年2月7日の2時間半で29世帯を「家庭訪問した」と記載していたことが19日、分かった。市は神戸新聞の取材に、短時間に全世帯で面談するのは不可能と判断し、捏造の可能性が高いことを認めた。

 ケース記録は、ケースワーカーが通院など受給者の状況を記し、保護継続の根拠などを書く。職員は18年3月に退職している。

 新たに捏造の可能性があるのは同年2月7日、元職員の担当分の3分の1に当たる29世帯への記載。すでに虚偽記載が認定された50代女性のケース記録には「家庭訪問ルス」「連絡票投函(とうかん)」などと書いてあり、市は削除した。ほかの28世帯にも同様の記載があり、市は捏造がないか再調査する方針。

 女性の指摘を受けた市は4月、ケース記録と公用車の運行記録をもとに、市役所を発着点として29世帯を車で回れるか確認。2時間で走破できたが、面談時間や留守時の連絡票の投函などを考えると、全件への対応は不可能と結論づけた。

 元職員は、市の聞き取りに対し「同じ日付に集中した理由は分からない」と説明したという。市は今月12日に会見を開き、女性に対する4件の虚偽記載を認めて謝罪したが、「(今回の疑惑について)把握していたが、日付の書き間違いの可能性もあり、公表しなかった」としている。

 この問題を巡っては、元職員が女性と面会していたように虚偽の内容を記載した上「社会適応能力に著しく欠ける」などと人格を否定するような言葉も記していた。元職員の前任者が担当していた7件についても、女性は日時入りの通院記録などを根拠に「架空」と訴えているが、市は否定している。(藤井伸哉)

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