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秋風に誘われ、高原から移動を始めたアキアカネ=養父市別宮
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秋風に誘われ、高原から移動を始めたアキアカネ=養父市別宮

 赤トンボの代表種アキアカネが、夏を過ごした高原から涼しさが増した平野部へ移動を始めている。かつて日本の秋の情景として全国で見られたが、今では激減。童謡「赤とんぼ」を作詞した詩人三木露風が生まれた兵庫県たつの市では、市民グループが復活を目指して人工飼育や生態の調査に取り組んでいる。

 日本固有種のアキアカネは産卵期を迎える秋、平野部で飛び回る。全国的に生息地が失われ、兵庫県版レッドデータブックは減少が著しい「要注目種」に指定。減少の背景には産卵場所となっていた農地の環境が変わったことや、幼虫を死滅させてしまう農薬の使用があるという。

 たつの市のNPO法人「たつの・赤トンボを増やそう会」(前田清悟理事長)は2011年に初めて同市内で人工飼育に成功した。今年は過去最高の486匹が羽化。群れは夏の間、養父市のハチ高原で過ごし、9月中旬に平野部へ移動し始めたという。

 同会はアキアカネと共生可能なコメの栽培法を研究。前田理事長は「赤トンボが危機にひんしていることはあまり知られていない。生態を知り人間が知恵を絞る必要がある」としている。(小林良多)

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