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試合観戦後に三宮へと移動し、記念撮影するラグビーファン=3日夜、神戸市中央区北長狭通1(撮影・篠原拓真)
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試合観戦後に三宮へと移動し、記念撮影するラグビーファン=3日夜、神戸市中央区北長狭通1(撮影・篠原拓真)

 日を追うごとに熱気を増すラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会。神戸では日本代表の試合は組まれていないものの、これまで開かれた3試合の後、兵庫県内最大の繁華街・三宮に多くの外国人ファンが集まり、深夜まで飲食を楽しむ光景が定番となった。大阪や京都に比べ夜の楽しみ方が少ないとささやかれる神戸だが、これまでになく“眠らない街”と化している。

 ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)でアイルランド-ロシア戦があった3日夜の三宮。午後10時を回ると、JRや地下鉄の改札口からはひっきりなしに緑色のユニホームを着た外国人ファンの姿が。普段はサラリーマンやカップルが行き来する東門街などの歓楽街も、応援歌を合唱し国旗をはためかせるグループの姿が目立った。外国人客であふれかえり、「現在入ることはできません」と入場規制をかけるパブもあった。

 アイルランド出身で英ロンドン在住の男性(33)は父親と初めて来日し、2試合を神戸で観戦した。試合後はビールが飲める店を求めて三宮をそぞろ歩き、各国のファンと仲良くなったという。「神戸はシーフードがおいしく、夜も散策しやすい。何より神戸の人はフレンドリーだね」と絶賛した。

 訪日外国人を夜の街へ誘導しようと、神戸観光局は試合開催日の夜、神戸市内2カ所で飲食店のはしごができるイベントを企画している。

 三宮センター街の「ヨルバル」では、3日夜は試合が終わるやいなや観戦客がなだれ込み、1時間で瓶ビール300本が売れた。地下街さんちかのイベント「さんちか BEER BAR」もビール360杯を売り上げるなど盛況だ。

 夜が更け、交通機関がなくなっても外国人が回遊する-。そんな光景について神戸観光局の担当者は「これほど多くの外国人が夜に出歩くのは過去になかったのでは」と驚く。神戸はナイトタイムエコノミー(夜間の経済活動)で遅れをとっているとされるが、「場をしっかり作ればにぎわいは生み出せる。今後も力を入れていきたい」と手応えを口にする。

 一方で、酔客への対策も課題に。5日に大分市であった試合では、全裸でピッチに乱入したオーストラリア国籍の男が逮捕された。神戸でも26日や30日、試合中にピッチを走り回る外国人酔客が現れた。兵庫県警によると、これまで大きなトラブルはないが「円滑な試合運営と雑踏事故防止のため、最後まで気を引き締めたい」とする。

 神戸でのW杯開催も8日の南アフリカ-カナダ戦を残すのみ。試合の行方にかかわらず、神戸の繁華街は熱い夜を迎えそうだ。(竹本拓也)

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