神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題で、同小の仁王(におう)美貴校長(55)が9日、市役所で市教育委員会の担当者と記者会見した。
仁王校長らとの主なやりとりは次の通り。
-被害教員は加害教員にどういう「嫌な行為」をされたのか。
「『黙れ、偉そうに言うな』などの暴言、子どもの前で自分のことを悪く言う、などの話を聞いている」
-悪く言うとは。
「『反抗しまくって学級をつぶしたれ』などと(子どもに)言ったと。加害教員から事実確認はできていないが、7月の面談時は『言っていません』と否定していた」
-被害教員が激辛カレーを無理やり食べさせられる動画を見た感想は。
「カレーの動画だけではなく、休職後に被害教員が手紙で知らせてくれる内容は、本当に驚くものばかりだった。絶対に許されるものではなかった」
-児童に対して(聞き取りなどの)確認をすることは。
「子どもには何も聞いていない。今後も聞く予定はない。できるだけ子どもは巻き込みたくない」
-加害教員が児童にした不適切な言動や体罰は。
「1人には『あなたのことは嫌い』という言葉。もう1人に対してはいすを後ろに引き、子どもは頭を打った」
