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 台風19号の被害状況を踏まえ、兵庫県内の災害ボランティアが被災地支援に向け動きだした。阪神・淡路大震災を機に立ち上がった各団体は先遣隊を派遣して状況をつかみ、近く被災地で本格的な活動に乗り出す。関係者は「阪神・淡路の時の思いに立ち返り、多くの支援を」と呼び掛ける。

 「国難と言ってもいい災害だ」

 被災地NGO恊働センター(神戸市兵庫区)の村井雅清顧問(68)は、今回の災害をそう表現する。8月下旬に九州北部の豪雨で被災した佐賀県武雄市で浸水家屋の泥かきや清掃を手伝ってきたが、16日から頼政良太代表(31)が千曲川が決壊した長野市に向かう。

 「南海トラフ巨大地震で想定される広域災害が起きたと考えるべき」と村井顧問。被災地周辺と遠方からボランティアが駆け付ける「支援の循環」の必要性を訴える。「阪神・淡路直後は2カ月で約100万人の市民が被災地に足を運んだ。今回、こちらから被災者を助けなければならない」と強調する。

 日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD、西宮市)は13日から2日間、スタッフ1人を静岡県沼津市と函南(かんなみ)町に派遣した。地元ボランティアによる一定の支援態勢が整っていることを確認し、「中長期的な支援が必要な他の県で活動を考えたい」とする。

 ひょうごボランタリープラザ(神戸市中央区)は、災害ボランティア支援本部を16日に立ち上げる。先遣隊が翌17日に長野市で調査し、今月下旬ごろをめどにボランティアバスを走らせたい考え。

 9月の台風15号で被災した千葉県の南房総市と鋸南(きょなん)町では、チーム神戸(神戸市長田区)の金田真須美代表(60)らが活動している。台風19号で両市町では再び停電や断水が発生。屋根に張ったブルーシートが飛ばされ、金田代表は「雨つゆをしのぐことすら大変」と危惧する。

 金田代表は「『1億総被災者』の時代に突入している。いつ自分が被災者になるか分からない。人ごとと思わないでほしい」と訴えている。(金 旻革、竹本拓也)

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