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取材に応じる元臨時講師の男性。メモ帳には当時受けた嫌がらせ行為などが記されていた=姫路市内
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取材に応じる元臨時講師の男性。メモ帳には当時受けた嫌がらせ行為などが記されていた=姫路市内

 兵庫県姫路市立小学校で2017年、当時臨時講師だった20代の男性が、同僚教員からの暴言や暴行などを理由に退職していたことが学校関係者への取材で分かった。同市教育委員会によると、学校も事態を把握し、同僚らが男性に謝罪したが、市教委は詳しい聞き取り調査をしていなかった。(谷川直生、小川 晶)

■「死んでこい」 拳で顔面殴る

 市教委の説明では、男性は17年4月に臨時講師として赴任。同年8月、同僚の教員数人と居酒屋での飲み会に出席した。複数の学校関係者によると、宴席は男性を「励ます会」として開かれ、その場で30代の中堅男性教員が「1回死んでこい」などと男性に発言。別の女性教員も顔を殴ったとされる。

 事態を把握した学校は、出席者から事情を聴いた。市教委によると、中堅教員は「酔っていてよく覚えていない」、女性教員は「拳を(男性の)ほおに緩く当てただけ」という趣旨の説明をしたという。

 男性から相談を受けた学校関係者への取材では、中堅教員らは「面白いことを言え」「(ビールを)もっと飲め」などと強要し、男性の頭をつかんで鍋に突っ込もうとしたという。これらの行為については、市教委は把握していない。

 この関係者によると、男性は宴席の以前から、職場で無視される▽懇親会などで飲酒を強要される▽児童に対して自分を中傷する言葉を言われる-などの行為を中堅教員らから受けていたと訴えたという。

 男性はこうした行為の影響で心療内科に通い、17年6月に一時休職。さらに復帰後の8月にあった宴席で再び嫌がらせを受けた上、学校側の対応にも不信感を抱き、同月末に退職した。

 市教委によると、学校からは飲み会の経緯に加え、中堅教員らが男性に謝罪したとの報告があったが、事実関係や背景は確認しなかった。担当者は「詳しい聞き取り調査をすべきだった」とする。

 男性は神戸新聞の取材に「(中堅教員らからの)謝罪は一切なかった」と主張。「つらくて眠れない日が続き、『死のう』と考えたこともあった。管理職に相談しても『(中堅教員らに)お世話になったやろ。君がもっと強くならないといけない』と言われるだけだった」と話した。

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