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自衛隊を憲法に明記することの賛否を模擬投票で問う改憲派グループ=3日午後、神戸市中央区三宮町3
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自衛隊を憲法に明記することの賛否を模擬投票で問う改憲派グループ=3日午後、神戸市中央区三宮町3
護憲派の憲法集会で講演する高作正博教授=3日午後、神戸市中央区雲井通5
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護憲派の憲法集会で講演する高作正博教授=3日午後、神戸市中央区雲井通5

 日本国憲法の公布から3日で73年。安倍晋三首相が唱えた「2020年の改正憲法施行」を巡る国会での議論は、相次ぐ閣僚の辞任などで停滞が続く。兵庫県内では同日、改憲派が国会での議論促進を求める署名を集め、護憲派は改憲の動きに反対する集会を開いた。(段 貴則)

■改憲派「自衛隊明記を」 

 「憲法に自衛隊を明記して、自衛官の誇りと名誉を回復しましょう」

 改憲を目指す民間団体「日本会議兵庫女性の会」のメンバーなど、関西各地から集まった女性約40人が同日午後、憲法9条への自衛隊明記を訴え、神戸・三宮から元町まで行進した。

 「ありがとう自衛隊」と記したジャンパーに身を包み、災害被災地などで活動する自衛隊への感謝を強調。憲法に自衛隊が明記されていないことで、憲法学者から「違憲」と指摘される現状を改憲によって解消しようと呼び掛けた。

 週末の人出でにぎわう大丸神戸店前では、衆参両院の憲法審査会の開催を求める署名集めのほか、自衛隊を明記する改憲への賛否を問う模擬投票も行った。

 同会事務局長の山田ひろ子さん(61)=加古川市=は「まずは国会議員がしっかり議論し、国民が憲法問題を判断できる材料を提供してほしい」と話した。

■護憲派「今の憲法大事に」

 護憲派は約550人を集めて「神戸憲法集会」を神戸市中央区で開催。関西大学の高作正博教授が「2019年参院選後の政治状況と改憲論の行方」と題して講演した。

 参院選では、安倍首相の下での改憲に前向きな「改憲勢力」が、改正発議に必要な参院の3分の2議席を割り込んだ。首相は「国会議員がしっかりと議論し、国民への責任を果たそう」と呼び掛けたが、衆参両院の憲法審査会は一度も実質的な議論に入っていない。

 高作教授は「安倍首相は焦っている」と指摘し「憲法審の欧州視察など、改憲論議を活性化させる取り組みは今も続いている」と警鐘を鳴らした。

 集会に参加した女性(64)=神戸市須磨区=は「自民党の改憲案は、自民の価値観を国民に押しつける内容。自由や平和とともに、男女平等などを盛り込んだ今の憲法を大事にしたい」と話した。

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