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伊藤若冲の最初期の作とみられる「蕪に双鶏図」(福田美術館所蔵)
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伊藤若冲の最初期の作とみられる「蕪に双鶏図」(福田美術館所蔵)

 江戸中期の京都で活躍し、「奇想の画家」として近年人気の高い伊藤若冲(1716~1800年)の最初期の作品とみられる掛け軸「蕪に双鶏図」が見つかった。関西の旧家が所蔵しているのが4月に分かり、購入した福田美術館(京都市右京区)が5日発表した。

 絵は縦111センチ、横68・8センチ。若冲研究の第一人者、辻惟雄東京大名誉教授らが鑑定した。カブの植えられた畑を背景に、雌雄2羽のニワトリを、墨や岩絵の具で描いている。画風や押された印章から30代の作品と推測される。

 若冲が「景和」と名乗っていた頃の初期作「雪中雄鶏図」(京都・細見美術館蔵)よりも前に制作されたとみられ、若冲研究の貴重な資料となる。

 福田美術館の岡田秀之学芸課長は「ニワトリの首の辺りの羽毛の細密な描写や、虫に食われたカブの葉の表現などに若冲の特徴が見て取れる。カブを描いたのも、若冲が青物問屋のあるじだったことが関係しているのかもしれない」としている。

 画面の汚れを落とし、しわなどを修理後、福田美術館で来年3月20日に開幕する特別展「若冲誕生」で初公開される。同館TEL075・863・0606

(堀井正純)

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