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木組の多様性を感じさせる会場=神戸市中央区熊内町7、竹中大工道具館
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木組の多様性を感じさせる会場=神戸市中央区熊内町7、竹中大工道具館
腰掛け鎌継ぎ=神戸市中央区熊内町7、竹中大工道具館
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腰掛け鎌継ぎ=神戸市中央区熊内町7、竹中大工道具館

 日本の伝統技法「木組(きぐみ)」に焦点を当てた「木組 分解してみました」が、神戸市中央区の竹中大工道具館で開かれている。同館の35周年記念展。大型の和風建築から箱などの小物、比較のための西洋の木組も合わせて約50点を展示。分解した状態も見せ、外側からだけでは分からない技の魅力と多様性に迫る。

 木組は接着剤や金物を使わないため、見た目を美しく仕上げることができる。木材に長さを出すための接合方法「継手(つぎて)」や、二つ以上の材を角度を付けて接合する「仕口(しくち)」を紹介。継手では、突起を加工した木材を、同型にくぼませた木材に組み込む「鎌継ぎ」の変遷をたどる。古代、突起部は穴に垂直にはめ込むしかできなかったが、中世には接面を斜めにして木材の接地面を増やし、構造を強化した。

 そうした技を駆使した山口県岩国市の木造のアーチ橋「錦帯橋」の2・5分の1模型も展示。木組を重ねて曲面を作る技を間近に見ることができる。

 このほか板状や棒状の木材を立体的に組み合わせる「指物(さしもの)」、細い木片で幾何学模様を作り、障子や欄間などに用いる「組子」を紹介。その一つ、山並みをモチーフにした「組子屏風(びょうぶ)」は、木の地色だけで緻密に山や川を表現し、まるで絵画のようだ。

 同館学芸員の崔(チェ)ゴウンさんは「身の回りにある木工製品にも木組が用いられていることもある。その技術の魅力を知り、木組に興味を持ってもらえれば」と話す。12月15日まで。月曜(月曜が祝日・振替休日なら翌火曜)休館。一般500円ほか。同館TEL078・242・0216

(金井恒幸)

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