総合 総合 sougou

  • 印刷
セミナー開催を偽装するため、村岡氏の知人3人と協議会スタッフらが着席して撮影した写真。7月19日の開催記録として報告書に掲載された(関係者提供。画像の一部を加工しています)
拡大
セミナー開催を偽装するため、村岡氏の知人3人と協議会スタッフらが着席して撮影した写真。7月19日の開催記録として報告書に掲載された(関係者提供。画像の一部を加工しています)

 兵庫県の宍粟市雇用創生協議会が国の委託金を不正受給した疑いがある問題で、協議会事務局の常勤職員3人が12日、記者会見に応じ、昨年12月以降に開催したセミナー80回のうち、37回で不正の疑いがあると証言した。事務局長で元神戸市議の村岡龍男氏(59)が担当していたミツマタ関連のセミナーが中心で、村岡氏の指示だったと明言。偽装の手口も明らかにした。

 同協議会には常勤職員が8人おり、勤務実態がなかった2人を除くと、村岡氏を含め6人が事務所で日常業務をこなしていた。会見にはこのうち3人が出席した。

 同協議会の就労セミナーは2018年度37回、19年度は10月末までに43回開催された。このうち村岡氏が担当していた「ミツマタ事業創業セミナー」「ミツマタ職場体験、能力開発セミナー」の計27回で特に偽装が多かったという。

 手口は、別のセミナー参加者に申込書を2枚書いてもらい、1枚をミツマタ関連のセミナー参加者として記入するなどして実績を水増ししたという。他にも、実際には村岡氏が講義をしているのに、写真で隣に写った妻や義父を講師として報告したり、セミナーを開催していないのに、職員や知人が着席した写真だけを撮影して実績に計上したりした例を挙げた。

 村岡氏からこうした写真を使うよう指示を受け、「ちょっと不自然じゃないですか」と疑問を呈したこともあったが、「何とかなるやろ」と押し通され、次第に「写っていない場所に他の参加者がいるのかも」と、自分に言い聞かせながら指示に従うようになったという。

 10月11日の緊急監査後には、村岡氏が特定の職員を密告者と決めつけ、「あいつの信頼を失わせるのが現状の改善策だ」と、その悪口を吹聴し続けたという。別の職員は「職場の雰囲気は最悪。きつい話をずっと聞かされ、精神的につらかった」と涙ぐんだ。(古根川淳也)

総合の最新
もっと見る

天気(12月6日)

  • 11℃
  • ---℃
  • 20%

  • 5℃
  • ---℃
  • 60%

  • 10℃
  • ---℃
  • 10%

  • 10℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ