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浜坂漁港を出発した漁船に引き揚げられた「浜坂産松葉がに」=6日、兵庫県新温泉町沖
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浜坂漁港を出発した漁船に引き揚げられた「浜坂産松葉がに」=6日、兵庫県新温泉町沖
6日の漁解禁を受けて競り場に水揚げされた「津居山かに」=豊岡市の津居山港
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6日の漁解禁を受けて競り場に水揚げされた「津居山かに」=豊岡市の津居山港
神戸新聞NEXT
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 6日に山陰沖で漁が解禁された冬の味覚、ズワイガニ。兵庫県但馬水産事務所(香美町)は今季から、「松葉ガニ」と呼ばれる雄を中心に「但馬産」としてのブランド強化を目指している。漁獲量、漁獲額、操業漁船数はいずれも兵庫が日本一だが、鳥取や北海道などのライバル台頭に危機感を抱き、知名度アップが急務と判断。年明けにも推進組織を立ち上げる方針だ。(金海隆至)

 ズワイガニの漁獲量は2002年から15年連続で兵庫が全国1位。17年は942トンで北海道(972トン)に抜かれ、鳥取(888トン)にも迫られたが、18年には1位に返り咲いた。

 雄の名称は山陰地方の「松葉」のほか、福井の「越前」▽石川の「加能(かのう)」▽京都の「間人(たいざ)」-など地域ごとに異なる。兵庫のブランドは漁港ごとに、津居山かに(豊岡市)▽柴山ガニ(香美町)▽香住産まつばがに(同)▽浜坂産松葉がに(新温泉町)-と乱立。大きさや傷の有無など独自の選別基準に従い、個々に展開している。

 ところが、近年は「蟹(かに)取県」と名乗る鳥取県が大々的にPRし、インターネットで「松葉ガニ」を検索すれば鳥取のサイトが上位に出てくる。また、北陸新幹線開通で首都圏の観光客が石川や福井に流れ込むようになり、消費地の注目も薄れがちだ。兵庫の関係者は「関東には松葉ガニの名称が浸透していない」と嘆く。

 浜坂観光協会の沼田宏一会長(60)は兵庫の強みを「漁獲量が1番なので質の良いカニが多いのは当然。供給の安定性でも負けない」と強調。「ワンチームで知名度アップを図った上で、それぞれのブランドに磨きをかければいい」と話す。

 同事務所は年明けにも、漁業や水産加工業、観光関係者で推進組織を設立。但馬産の特長をまとめたパンフレットや統一ロゴを作成するほか、イベントなどで連携して情報発信を強化する。中岸明彦所長は「兵庫の松葉ガニをまとめて“但馬産”とアピールし、バラエティー豊富な魅力を打ち出す土台にできれば」と期待している。

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