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西宮ストークスが小学生を対象に西宮市立中央体育館で開いたバスケットボール教室=今年7月、西宮市河原町((C)NISHINOMIYA STORKS)
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西宮ストークスが小学生を対象に西宮市立中央体育館で開いたバスケットボール教室=今年7月、西宮市河原町((C)NISHINOMIYA STORKS)

 教員間暴行・暴言問題で多くの児童がショックを受けた神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)で、問題発覚後に活動を休止していた学校施設開放事業が30日から再開される。地域住民と児童らが一緒に取り組むスポーツや文化活動を通じ、日常を少しずつ取り戻そうと、同事業を行う団体の運営委員会が決めた。同校では保護者の提案でプロ、アマのスポーツチームを招き、コーチらによる教室を開く計画も。児童のケアに向け、校外からのサポートが広がっている。

 関係者によると、同校では問題発覚後、一部の児童は学校を休みがちな状況が続いている。校外で学校名を出すことを気にする児童や、転校したいという意向を持っている保護者もいるという。

 同校の学校施設開放事業は、地域住民でつくる「東スマイルクラブ」が卓球やバレーボール、ドッジボールなど5競技で体育館を使い、教室では将棋やコーラス、須磨太鼓といった文化活動を実施。平日夜間や土日に開いてきたが、問題発覚後の10月初めから活動を自粛していた。同クラブの寺島弘会長は「児童や保護者のショックが大きく、いつも通り活動する雰囲気ではなかった」と振り返る。

 ただ、時間の経過とともに、児童が日常を取り戻すためにも活動を再開してはどうかという声が高まってきた。同クラブは15日に運営委員会を開き、再開を決定。寺島会長は「子どもたちと住民との交流の場でもあり、私たちも活動再開ができる時を待ち望んでいた」と打ち明ける。

 また、同校には保護者から「児童の心のケアのため、スポーツチームを招いてはどうか」などと提案が寄せられたという。これを受け、同校PTAなどがプロ、アマのスポーツチームに来校を依頼中。うちバスケットボール男子Bリーグ2部(B2)の西宮ストークスは来年1月21日、下部組織のコーチ2人を派遣し、同校4年生の児童を対象にバスケットボール教室を開くことを決めた。

 同チームは他校でも教室を開催しており、広報担当者は「バスケットボールで児童を少しでも元気づけられればうれしい」と話す。(伊田雄馬)

【安全、安心な場の証しに 冨永良喜・兵庫県立大大学院教授(臨床心理学)の話】今回のような問題の後、子どもたちにとって学校が安全、安心な場であるという日常を取り戻すことが大切。学校に地域の人やスポーツチームの指導者が出入りすることは、安全、安心な場であることの証しにもなる。先生たちは問題としっかり向き合い、学校が安全、安心な場であることを具体的に示していかなければならないが、子どもたちには周りから気を使われることなく、スポーツなどで汗を流して問題から離れる時間も必要だ。

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