2019年怒り感じたニュース 「東須磨小教員暴行」1位

2019/12/11 06:00

教員間暴力が発覚した東須磨小学校=神戸市須磨区堀池町1

 怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングの普及を行う「日本アンガーマネジメント協会」(東京)は10日、今年「怒りを感じたニュース・出来事」の第1位に、神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題が選ばれたと発表した。 関連ニュース あの頃 あのニュース 平成元年の兵庫県 流行語大賞に「ワンチーム」 トップ10に「タピる」も 平成の硬貨発行数 昭和と比べると、増えたのは…

 全国の男女を対象にしたアンケートで上位だった回答から、同協会の公認講師266人が投票で選んだ。第2位は京都アニメーション放火殺人事件だった。
 同協会の「第5回アンガーマネジメント大賞」の一環。投票結果で、東須磨小の問題では、子どものいじめを防ぐ立場の教諭がいじめをしていたことに「許せない」「絶対にあってほしくない事件だった」などの声が多く寄せられたという。また、いじめを把握しながら市教育委員会に報告していなかった学校長らの対応にも批判が集まった。
 このほか、最も上手に怒りの感情をコントロール・対応した有名人「アンガーマネジメント大賞2019」に、人気グループ「嵐」の桜井翔さんを選出。グループの来年からの活動休止報告の際、「無責任との指摘もあるが?」との記者の質問に対し、不機嫌にならず誠実に対応した姿勢が評価された。

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