年末の交通事故防止運動中の死亡者 7割が65歳以上 兵庫県警
2019/12/19 17:35
兵庫県警察本部=神戸市中央区下山手通5
兵庫県警は年末の交通事故防止運動期間中(1~10日)の事故による死者が、前年同期比6人増の10人だったと発表した。うち65歳以上の高齢者が7人と多数を占め、横断歩道を歩いていてはねられたケースが相次いだ。
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県警交通企画課によると、期間中の人身事故は628件(前年同期比72件減)、負傷者は744人(同88人減)だった。
死亡事故のうち、歩行者が横断中の発生が4件、車同士の衝突事故が4件あり、車で壁にぶつかったり、川に転落したりして亡くなる単独事故もあった。9日夜には、西宮市の県道で軽乗用車2台が衝突し、1台が横転して0歳の男児が死亡。甲子園署は10日、現場から走り去った会社員の男(28)をひき逃げ容疑で逮捕した。
事故は夜間や早朝の発生が多く、同課は「車はハイビームを適切に使い、周囲に注意を。歩行者は反射材の着用や明るい服装を心掛けてほしい」としている。(津田和納)