不思議“鏡”あちこち風船ふわり 神戸・三宮
2019/12/20 22:11
宙に浮かぶ鏡面風船を眺めながらアーケードを行き交う人たち=20日午後、神戸市中央区三宮町2、三宮本通商店街(撮影・秋山亮太)
 表面が鏡のような風船で商店街を埋め尽くす日本初のイベント「三宮ロトンドロンド」が20日、神戸・三宮で始まった。買い物客らは突如現れた不思議な空間に驚きつつ、写真を撮るなどし楽しんだ。22日まで。
          
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 三宮センター街のすぐ南に位置する全長約150メートルの三宮本通商店街(神戸市中央区)。同商店街振興組合などでつくる実行委員会が、神戸市灘区出身の建築家津川恵理さん(30)が昨年米ニューヨークで行った都市実験を基に企画した。にぎわいづくりのほか、風船の出現による通行人の行動の変化を映像データなどから分析し、公共空間の今後の設計に生かすという。
 昼前、約150個のアルミ製の風船が地面から60センチ、90センチ、120センチの3段階の高さで取り付けられると、通りの風景は一変。母親と訪れ、風船にタッチしながら歩いた同市灘区の女児(4)は、商店街を抜けると「もう1回」とおねだりしていた。
 正午~午後7時。最終日22日午後6時半ごろから風船を希望者に無料で配る予定。同組合TEL078・332・2950
(中村有沙)