太陽追尾型“1年で最も傾く” 冬至近づき太陽光発電装置

2019/12/21 19:28

昼すぎでも低い位置にある太陽を追いかけ、起き上がる発電パネル=洲本市五色町

 22日は太陽の南中高度が1年で最も低くなる冬至。兵庫県洲本市五色町では、ヒマワリのように太陽の方を向き、動きを追う追尾型太陽光発電装置の傾斜角度が大きくなっている。 関連ニュース 真っ赤に燃えるハートの正体は インスタで話題のモミジ【動画】 ガンダム神戸・六甲に立つ 令和初滑り?「行きま~す」 “珍”現象「川あらし」 兵庫・円山川で幻想風景

 台湾製の追尾型装置で、設置場所の緯度や経度を登録すると、ソーラーパネルに取り付けられたワイヤが自動的に向きを変える。
 淡路島では冬至の太陽の南中高度は約32度。同約79度の夏至(6月22日)と比べ、一日を通して大きくパネルが傾く。
 追尾型装置を販売・施工する同市の「スマイルあわじ」によると、常に太陽を正面に捉えることで発電量は固定式の3~5割増しになるという。一時は注目されたが、電気の固定買い取り価格が下がり、設置費用も固定式の約3倍とあって、現在の売れ行きは低調という。(吉田敦史)

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