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兵庫県内最大級の規模を誇る「みなとこうべ海上花火大会」。五輪の影響で今年は秋の開催となった=2019年8月、神戸市中央区
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兵庫県内最大級の規模を誇る「みなとこうべ海上花火大会」。五輪の影響で今年は秋の開催となった=2019年8月、神戸市中央区
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 夏の東京五輪・パラリンピックの余波を受け、各地で例年7~8月に開催される花火大会の中止や日程変更が相次いでいる。五輪・パラ期間中は、全国から警察官や民間の警備員が多数、首都圏などに派遣され、例年と同様の警備要員を確保できないためだ。兵庫県内でも既に、少なくとも8カ所で花火大会の中止が決まり、時期を大幅にずらしたところも。風物詩がなくなり、子どもらにとっては少し寂しい夏になりそうだ。(久保田麻依子)

 五輪は7月24日~8月9日、パラは8月25日~9月6日に開催。期間中は世界中から観戦者が訪れ、会場周辺に計数万人規模の警備員らが配置される見通しだ。例年は地元の花火大会で交通規制などを担う各地の警察官も多数動員される。

 「龍野納涼花火大会」(たつの市)は今年で70回目、「市民の夕べ(播州赤穂花火大会)」(赤穂市)は50回目の節目となる予定だったが中止に。担当者は「安全優先で判断した」と口をそろえる。

 今年に限り、開催時期を変更したところもある。県内最大級で毎年20万~30万人が訪れる神戸市の「みなとこうべ海上花火大会」は通常、警察官のほか、民間の警備員とスタッフ計約1500人で支える。実行委員会で協議の末、五輪・パラ期間を避け、例年より約3カ月遅い10月31日に催すと決めた。

 毎年7月下旬にある「芦屋サマーカーニバル」(芦屋市)も、パラ終了後の9月26日に変更。花火の規模は例年並みの6千発を予定するが、担当者は「日の入り時間が早まるため、打ち上げ開始の時間は調整が必要」とする。姫路市の海上花火大会は、五輪より早い6月6日に前倒しした。

 また、この時期はまだ地元自治体や企業などでつくる実行委が活動していないところも多く、日程や開催の可否を決めあぐねているケースも。

 約3千発を打ち上げる南あわじ市の「慶野松原花火大会」もその一つ。淡路島の西岸で行うため、西風が強くなる秋の実施は難しいといい、同市の担当者は「五輪とパラの合間を縫って開けないものか」と思案する。「人気のある日程は花火業者を確保するのも一苦労なので、早く情報収集をしないと」と気をもむ。

 県内の別の自治体は「近く実行委を立ち上げるが、今年は中止の方向。今世紀最大級のイベント(五輪・パラ)を応援したい」とする。

 一方で、「豊岡柳まつり」(豊岡市)や「小野まつり」(小野市)などは、五輪・パラ期間に重ならないことから、例年通りの実施を決めた。

 今年も8月15、16日に催す「丹波篠山デカンショ祭」(丹波篠山市)の市担当者は「人員確保の態勢は整っていると判断した。例年通り盛り上げていきたい」と期待を寄せる。周辺地域の花火大会が中止や時期変更となったことで、例年より人出が増える場合もありそうだ。

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