地上12階、多目的ホールも 神戸・新中央区総合庁舎
2020/01/08 06:30
新中央区総合庁舎のイメージ(神戸市提供)
神戸市はこのほど、市役所3号館(神戸市中央区東町)跡地に建設する新中央区総合庁舎の概要を明らかにした。同市の都心・三宮再整備の一環で、中央区役所と同区内の文化施設の機能を集約する。3号館解体後、今年夏ごろに着工し、2022年度前半の完成を目指す。(上杉順子)
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地下1階、地上12階で、高さは約53メートル。1階は200~300人収容の多目的ホールになる。
区役所部分は2~8階。文化施設は市勤労会館と生田文化会館、葺合文化センターの一部機能を移転し、1階ホール以外に、9階に美術室や音楽室、10、11階に貸し会議室を備える。地下1階は駐車場となる。
低層部は、旧居留地の街並みとの調和を考え、歩道と一体となったオープンスペースや石張り風の外壁を採用した。軒先に植栽を配し、オフィス街の中で自然の潤いや温かみを感じられるデザインに仕上げる。
3階は旧庁舎と同様に、2号館の跡地に建つ施設と渡り廊下でつながる構造となる。
総事業費は約108億円。