新型肺炎、神戸の中華街も感染防止へ警戒

2020/01/23 20:14

南京町では春節祭に向け、新型肺炎などの感染防止目的で消毒液が店頭に置かれた=23日午前、神戸市中央区

 新型コロナウイルスによる肺炎への懸念が広がる中、中国の旧暦の元日を祝う「春節祭」が24~26日に開かれる神戸市中央区の中華街・南京町では、各所に消毒液を設置するなどして予防策に努めている。 関連ニュース 中国、肺炎封じ込めへ全土厳戒 春節に合わせ、武漢の邦人感染か 最期の言葉は「息できない」 無痛分娩医療事故 子どもの虫歯二極化、口腔崩壊も 経済格差背景か

 南京町商店街振興組合によると、春節祭では3日間で25万人の来場を見込む。期間中、南京町広場や東側の長安門付近など計5カ所に消毒液を設置。観光客に手洗いを奨励する。またこの日、加盟する飲食店約50店を巡回し、消毒液の配備やマスク着用の徹底などを呼び掛けた。
 同組合の曹英生理事長(63)は「できる限りの予防措置で、安全・安心な祭りを目指す」と話した。(辰巳直之)

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