旧暦の正月祝う「春節祭」 神戸・南京町で開幕

2020/01/24 11:57

中国の伝統芸能「変瞼」で幕を開けた南京町の春節祭=24日午前、神戸市中央区元町通1(撮影・辰巳直之)

 中国式に旧暦で正月を祝う「春節祭」が24日、神戸市中央区の南京町で開幕した。新型コロナウイルスによる肺炎への警戒感が強まる中、南京町商店街振興組合が、各所に消毒液を設置するなど対策を実施。組合理事長の曹英生さん(63)は「客足を心配したが、多くの人に来ていただいた。後世に残るような祭りにしたい」と盛り上がりに期待した。26日まで。 関連ニュース ローソンと南京町「春節祭」コラボ バーガーやカレー、近畿2400店舗で発売 売り上げ1日2万個 「神戸コロッケ」30年、進化中 冷凍品に対抗、揚げたてサクサク 豚まん苦手な柔整師が開発 神戸の新グルメ「豚ぱん」

 1987年に始まった南京町の恒例行事で32回目。今月19日にはプレイベントがあった。春節は中国の旧暦の正月で、今年は25日が元日に当たる。
 オープニングを飾ったのは、一瞬にして顔の面が変わる中国の伝統芸能「変臉(へんれん)」。東京中国歌舞団の役者が会場を盛り上げた。
 3日間にわたり、中国の伝統芸能や限定の中華料理などが楽しめる。南京町春節祭実行委員会事務局TEL078・332・2896
(川崎恵莉子)

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