神戸・大阪-上海定期船 新型肺炎で旅客輸送を中止

2020/01/28 18:40

神戸港に入港する「新鑑真」=27日午前、神戸港(撮影・斎藤雅志)

 新型コロナウイルスによる感染症の拡大を受け、日中国際フェリー(大阪市)は28日、神戸、大阪と中国・上海を結ぶ定期船「新鑑真」の旅客輸送中止を決めた。事態が収束するまでの当面の間としている。 関連ニュース 新型肺炎、国内初の人から感染か 武漢滞在歴ない奈良のバス運転手 武漢の200邦人、29日に帰国 新型肺炎、退避第1陣 新型肺炎、死者106人 中国外相、WHOと協議

 同社によると、定期船は1985年に就航したが、旅客輸送中止は初めて。すでに購入済みの乗船券は無期限で利用できる。また、手数料なしで払い戻しにも応じる。貨物についても28日から中止だが、2月11日の神戸発の便から再開する予定。
 昨年は計約5千人が利用した。約7割が中国人客という。日中国際フェリーTEL06・6536・6541
(堀内達成)

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