寒波で本格的な雪 県北部、スキー場にぎわい

2020/02/06 22:16

市街地でもまとまった積雪を記録。銀行の駐車場で行員が雪かきに追われた=6日午前8時すぎ、養父市八鹿町八鹿(撮影・桑名良典)

 寒波の影響で、兵庫県北部では6日、この冬初めて本格的な雪が降った。豊岡市で19センチ、朝来市では15センチの積雪を観測。暖冬で雪不足に苦しんできたスキー場では、ようやく本格営業に向けた準備が進められた。 関連ニュース <分水嶺 養父市長選・市議選を前に>(上)観光 名所管理に高齢化の波 暖冬のスキー場、夏場に活路 スキー場、暖冬影響し昨季より利用減 中・西播地域 3月までに営業終了 峰山高原は目標超え 雪不足のスキー場、県が2年連続で運営費補助 観光協会にはPR費支援

 神戸地方気象台によると、この日午後8時までの最低気温は神戸1・7度、家島(姫路市)1・4度、香美町0・2度。県内20の観測地点のうち5地点で今季最低を記録し、11地点で氷点下となった。
 神鍋高原(豊岡市)のスキー場「アップかんなべ」は7日からの営業開始を決定。ハチ北高原スキー場(香美町)も全面滑走が可能となった。神河町の「峰山高原リゾートホワイトピーク」はこの日の雪で2本目のコースが稼働し、前日の2倍近い人でにぎわった。
 同気象台によると、7日朝はさらに厳しい冷え込みとなる見込み。(鈴木雅之、石川 翠、金海隆至、井上太郎)

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