俳優・大谷亮平 ミュージカル舞台に初挑戦 3月大阪

2020/02/07 20:00

「スーツ姿が似合うような理想の男性像を演じたい」と話す大谷亮平=梅田芸術劇場(撮影・秋山亮太)

 テレビドラマでブレークし、今注目の俳優・大谷亮平が、大阪で舞台に初挑戦する。1992年に世界中でヒットした映画「ボディガード」の日本語版ミュージカルで主役を務める。3月公演を前に、「映画、テレビと違い観客席の反応を身近に感じられるので、やりがいがある。最高の作品にも恵まれた」と意欲を見せる。 関連ニュース 健康美競う「ベストボディ・ジャパン」 兵庫出身の岡田尚子さん、全国1750人の頂点に 布袋寅泰さん 迷った時期、ずしりと心に響いた言葉「世界へ挑戦するのに…」 アメリカで地震経験の八神純子 日本で被災地支援続ける理由

 大学卒業後、モデルとしてデビュー。その後、韓国のテレビ、映画で活躍した。国内では2016年に放送され、キレキレのダンスで人気を博した「逃げるは恥だが役に立つ」、ラグビーのワールドカップ開幕直前に放映された昨年の「ノーサイド・ゲーム」(いずれもMBS系)と、話題のドラマで好演した。帰国後に活躍した“逆輸入”俳優。国内の実績も積み、満を持して舞台に臨む。
 「ボディガード」は子どもの頃に映画で見た。ホイットニー・ヒューストンが歌うテーマ曲「I Will Always Love You」の印象が強いと話す。
 大谷は、映画ではケビン・コスナーが演じたフランク・ファーマー役。ストーカーに狙われる女性スターを守る「ボディガード」だ。依頼者に感情移入してはいけないプロが、見えない敵と戦う緊張感を保ちながら相手にひかれていく。細部の心理的動きが見どころ。「女性にとっては理想像のような男と思う。女性の視線を意識しながら演じたい」と語る。
 大阪は子どもの頃過ごした。「初の舞台出演を大阪で迎えられるのもうれしい。友人も見に来てくれると思うので、これまで培ってきた演技力を披露したい」
 ミュージカル「ボディガード」日本キャスト版は3月19~29日、大阪市北区の梅田芸術劇場で。相手の女性スター役は元宝塚歌劇トップスターの柚希礼音(ゆずきれおん)、ミュージカル経験豊富な新妻聖子が日替わりのダブルキャストで務める。5500円(B席)~1万3500円(S席)。同劇場TEL06・6377・3800
(津谷治英)

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