今年は「みんなの春闘」 連合兵庫が神戸で訴え

2020/02/07 21:35

街頭で春闘のスローガンなどを訴える連合兵庫の役員ら=神戸市中央区元町通1

 春闘が本格化するのを前に、連合兵庫は7日夕、神戸市中央区で街頭活動を行った。歩行者にチラシを配り、春闘の目標や長時間労働の是正などを訴えた。 関連ニュース 春闘、連合「5%以上」要求 中小労組は格差是正「6%以上」 【曲がり角の企業業績】製造業苦戦、春闘に暗雲 物価高で消費腰折れ懸念も 【パート賃上げ率最高】「壁」引き上げが追い風 人材獲得競争激化、倒産も

 連合は2014年から6年連続で賃上げを実現。ただ、賃上げの動きが加盟労組にとどまることから、今年は「みんなの春闘」をスローガンに掲げた。非正規労働者や外国人労働者、障害者などと連携して多様な問題に取り組み、労組の重要性もアピールする。
 連合兵庫の福永明会長は「加盟労組だけでなく、すべての労働者の処遇改善を目指す。生活のベースとなる賃金の引き上げが重要だ」と呼び掛けた。
 連合兵庫は13~14日に「全国一斉集中労働相談ホットライン」を開設し、電話で相談に応じる。午前10時~午後7時。フリーダイヤル0120・154・052
(末永陽子)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ