県が消費生活センター体制強化 豚肉不正販売受け

2020/02/11 10:32

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 外国産豚肉を兵庫県産ブランド豚として販売したなどとして、県が神戸市東灘区の精肉販売会社「神戸サカヱ屋」の社長を刑事告発したことを受け、井戸敏三知事は10日の定例会見で、2020年度から指導権限を持つ県立消費生活総合センターの体制を強化することを明らかにした。 関連ニュース 宮崎駿監督の伝説的アニメ「未来少年コナン」が日本酒とコラボ ハイハーバーをイメージ「純米吟醸 うまそう」豚肉に合わせるのがオススメ♪ 姫路名産の豚肉ヘレカツで英気 女流王位戦、里見と西山が昼食休憩 兵庫県高校総体が佳境、17競技で熱戦へ 6~8日、最後の集中開催

 この問題では当初、同業者らでつくる県食肉公正取引協議会が調査を手掛けたが、不正の規模などが大きいとして県も追加調査に着手。井戸知事は「今後は業界の自主性だけに委ねず、情報が入れば県が初動でしっかりと調査、確認する」と踏み込んだ対応をしていくと表明した。併せて同センターの指導取り締まり担当の人員や組織体制などを見直す考えを示した。
 県は、外国産豚肉など約6トンを県産ブランド豚「雪姫ポーク」と偽って販売したなどとして4日、同社社長を不正競争防止法違反の疑いで刑事告発した。(前川茂之)

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