人口減対策、駅前再整備を加速 神戸市20年度予算案

2020/02/14 21:05

神戸市中心部=2016年

 神戸市は14日、総額1兆8591億9500万円の2020年度当初予算案を発表した。若い世代を呼び込むため、関連予算計159億6300万円を投じ、都心・三宮や人口減少が目立つ市西北部を中心に駅前空間を刷新し、再整備事業を加速させる。政令市トップレベルの子育て施策などの新たな戦略も打ち出した。 関連ニュース 三田市20年度予算案 施策から主な10事業紹介 三田市20年度予算案 社会インフラ修繕へ決意示す 政府の非正規賃上げ助成が低迷 適用数人、予算は増額へ

 三宮再整備では、バスターミナルの入る高層ツインタワー1期ビルの具体的な実施設計や新中央区総合庁舎の工事に着手。ウオーターフロント再開発の事業化に向け、第2突堤周辺の国有地を取得する。
 三宮以外では、計16駅などの駅前リニューアルに取り組む。名谷駅(予算額計19億1500万円)や西神中央駅(同20億円)では、新たに600~700戸の民間マンション建設を誘致し、定住人口の増加を狙う。6月に市営化が予定される北神急行電鉄谷上駅やJR神戸駅などの駅前再整備も新たに始める。(石沢菜々子)

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