「新型肺炎」差別に日本災害医学会が抗議声明

2020/02/22 21:00

ダイヤモンド・プリンセス(資料写真)=2014年、神戸港

 新型コロナウイルスによる肺炎に対応した医療関係者が職場でいじめられたり、その子どもが保育園・幼稚園に通うのを自粛するよう求められたりする事態が起きているとして、日本災害医学会(東京)は22日、抗議する声明を発表した。 関連ニュース 【ひと目でわかる】風邪もSARSもコロナウイルス 「下りてよかったのか心配」神戸の男性、クルーズ船下船 従来のコロナウイルス、一部は風邪の原因に 判明していることまとめ

 声明は同学会のホームページに掲載したほか、神戸市でこの日開かれた総会・学術集会でも配布した。
 声明によると、政府によるチャーター便で中国から帰国した人や、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員に対し、同学会員を含む医師や看護師らは相談や搬送、治療などに当たっている。しかし対応した医療関係者が、職場で「バイ菌」扱いされたり、職場管理者から現場活動したことについて謝罪を求められたりした、と指摘。「看過できない行為。もはや人権問題」とし、抗議するとともに改善を求めた。(吹田 仲)

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