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休止する代わりに、レトルト食品やお菓子を配る子ども食堂=加古川市野口町北野、焼き肉店「津和凪」
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休止する代わりに、レトルト食品やお菓子を配る子ども食堂=加古川市野口町北野、焼き肉店「津和凪」
神戸新聞NEXT
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 貧困や孤立に直面する子どもたちに食事を提供する「子ども食堂」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、運営をめぐり頭を悩ませている。臨時休校などで子どもの食事が懸念される中、やむなく休止する食堂も多い。余った食品や食材を配ったり、感染対策を工夫して続けるケースもある。(吉田敦史、末永陽子)

 「施設を借りて開いているため、もし感染者が出たらリスクが大きい」。兵庫県加東市のNPO法人「ペイフォワード」理事長の日下伸一さん(46)は嘆く。

 毎週土曜に子ども食堂を開くが、現時点で4月19日までの休止を決めている。登録者は約50人に上り、利用する家庭からは「こんな時だからこそ開いてほしい」との声が上がる。

 日下さんは「子どもたちにとって大切な居場所。早く再開したい」と話す。

 兵庫県は、把握する県内の子ども食堂251カ所(今年1月末時点)のうち8~9割が新型コロナの影響で休止しているとみる。

 中には感染対策をして継続を選ぶ食堂も。明石市の「こどもレストランnono」は今月3~13日の休校期間中に学習支援と食事を提供。16日に学校が再開されてからも、平日にニーズがあれば対応している。

 赤穂市の「あこう子ども食堂」は、今月中の開催を見送ったが、要望に応じて貧困家庭にインスタント食品を無料で届けている。

 従来は月1、2回、1人で食事をする子どもや経済的支援が必要な子どもらに無料で食事を提供。約70人が利用するが、4月も再開は難しく、弁当の配布などを検討している。

 代表の岩崎由美子さん(55)は「休校が長引き、食事づくりに追われる母親からの相談が多い。ストレスから虐待につながることもあるのでは」と懸念する。

 食堂は開けないが、「一食でも助けになれば」。加古川市で月2回、子ども食堂「つわなぎさんち」を開く伊勢あやこさん(41)は今月5、19日、フードバンク関西から提供されたレトルト食品などを配布。延べ約50人が、レトルトのカレーやハンバーグなど3~5食分ずつを持ち帰った。

 小学5年の男児(11)を連れて初めて訪れた精神保健福祉士の母(40)は「共働きで、おばあちゃんの助けを借りている。手軽な食材は助かる」と、ほっとした様子だった。

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