北神急行の市営化 国が事業認可

2020/03/04 22:55

北神急行(資料写真)

 国土交通省近畿運輸局は4日、神戸市北区の谷上と新神戸駅間を結ぶ北神急行電鉄について、神戸市への事業譲渡を認可した。同市は6月から、相互乗り入れしている市営地下鉄西神・山手線との一体運行を開始し、谷上-三宮間の運賃を現行(550円)の半額程度の280円に値下げする予定。 関連ニュース 王位戦第3局2日目、午前のおやつは…なしとあり 王位戦第3局2日目始まる 木村王位の封じ手は「2三歩」 「封じます」1日目終了 対局中は温泉街で配慮も

 北神急行は整備時に路線の大半を占めるトンネルの建設費が膨らみ、料金が割高になり、利用者が伸び悩んでいる。
 同市は同電鉄親会社の阪急電鉄と198億円で事業譲渡を受けることに合意。昨年12月に同運輸局に認可申請をしていた。
 神戸市の岸田泰幸交通事業管理者は「大幅な運賃値下げや交通利便性の向上、神戸市北部の人口減少対策に大きく寄与する。6月の実施に向けて準備を進めていく」とコメントした。(前川茂之)

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