神戸に巨大な聖火トーチ? ポートタワーに夕日重なる

2020/03/13 16:19

オレンジ色の夕日と重なった神戸ポートタワー=神戸市中央区新港町から

 東京五輪の採火式がギリシャで12日に行われ、日本国内で26日から聖火リレーが予定されている。神戸港周辺では、神戸ポートタワー(神戸市中央区)と夕日が重なり、一足早くトーチに火がともされたかのような光景が現れている。 関連ニュース 出会えれば幸運「だるま太陽」 神戸ポートタワー、市民自慢の夜景ポイントが… マンション建設で見えなくなるかも 夕日を食べるパックマン? 芝生広場に“出現”

 神戸市中央区新港町はポートタワーの東側に位置し、倉庫や港湾施設が並ぶ地域。建物の合間や歩道から垂直に伸びるタワーを遠望でき、この時期は西の空に沈む太陽の様子が眺められる。
 午後5時すぎ、太陽が徐々に傾き始める。約30分後、オレンジ色に染まった夕日はタワーの最上部に接し始める。それから少しずつ位置を変えながらタワーの背後に隠れるまで約3分間、ミナト神戸の空を幻想的に彩った。
 太陽は毎日沈む位置を変えている。そのため、タワーと夕日が重なる様子は建物に隠れてしまったり、その日の天候次第でまったく見えなかったりする。
 全国を駆ける聖火リレーは26日に福島県からスタート。5月24、25日には兵庫県内の14市を順次巡るスケジュールとなっている。
(大森 武)

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