コウノトリのひな生まれたよ 今シーズン初 豊岡

2020/03/16 21:04

コウノトリの足元にふ化したひながみられた=15日、豊岡市祥雲寺(県立コウノトリの郷公園提供)

 兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市祥雲寺)は15日、同市赤石にある人工巣塔で、国の天然記念物コウノトリのひながふ化したとみられると発表した。国内の野外でのふ化は今シーズン初めてで、14年連続となった。 関連ニュース コウノトリ、4年連続でふ化 ひな3羽が頭のぞかす 淡路市、電柱に設置の人工巣塔 満開の桜に包まれ空へ コウノトリ、繁殖シーズン迎え巣塔で抱卵 豊岡 コウノトリ、子育てしやすい町? 稲美町で2年連続でひなをふ化 今年全国で初の確認

 親鳥はいずれも豊岡市内で生まれた11歳の雄と10歳の雌。2月8日ごろに産卵したとみられる。ひなの姿は見えなかったが、親鳥がひなに餌を食べさせるための吐き出し行動を今月13日に職員が目視で確認したことから、ふ化したと推定した。
 また、15日には同公園近くの別の人工巣塔で、ひな1羽がふ化したのが分かった。この巣塔はビデオ撮影しており、映像でひなを確認。インターネットでライブ配信しており、同公園のホームページから見ることができる。(石川 翠)

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