春休みの部活OKに 県と神戸市、条件付きで再開認める

2020/03/19 21:25

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県と神戸市は19日、県立学校と同市立の中学高校の部活動を春休みに条件付きで再開すると発表した。新型コロナウイルスの感染防止のため、臨時休校が長引いており、生徒の運動不足やストレスを解消するための措置。 関連ニュース 休校の不安やストレス 子どもらのライン相談増 県教委窓口 休校延長か再開か、県内割れた判断 “横並び”に疑問も 「分かりやすさ重視」家庭でできる消毒液の作り方

 県立学校では、場所は校内に限定し、対外試合は行わない。活動日は神戸市より多い平日3日、土日1日の週4日を上限とした。補習授業などは規制しない。
 県によると、各市町には県立学校の対応を示した上で、判断を委ねる。
 神戸市では運動部、文化部とも平日限定で週2日まで、1日2時間以内とし、2日連続の実施は不可。他人と1メートル以上離れた状態を保ち、柔道の組み手のような身体接触は避ける。練習試合や合宿は認めない。
 春休み中、市立小学校などの運動場や校舎を開放し、少年野球などのスポーツや文化活動ができるようにする。土日を含めて週2日まで、1日2時間以内とし、試合をしないことが条件。春休み後の対応は今後検討する。
 また、同市は3日から延期していた乳幼児健診のうち、4カ月児健診を26日から再開。学童保育の利用料月額4500円について、3月分は無料とする。(長谷部崇、藤井伸哉)
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