投票所に鉛筆持参を許可 新型コロナの感染懸念で 高砂市長選
2020/03/25 17:49
高砂市役所=高砂市荒井町千鳥1
兵庫県高砂市選挙管理委員会は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、4月5日に投開票される高砂市長選、同市議補選の各投票所で、投票者が持ち込んだ鉛筆の使用を認める。投票所では備え付けの筆記具を使うのが一般的だが、同市選管は感染を懸念し備え付けを触りたくないという投票者もいるとみて対応を決めた。
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公職選挙法に筆記具の制限はないが、同市選管はこれまで「特定の候補者の名前を書いた筆記具を置いておき、次の投票者が見ることも考えられる」として、備え付け以外の使用は認めていなかった。ただし今回は、安心して投票してもらえるよう、持参できることをホームページなどで紹介。筆記具は、投票用紙の紙質がインクを染み込みにくいため、鉛筆かシャープペンシルに限る。
同市選管は投票所入り口にアルコール消毒液を置き、室内の換気、記載台や備え付けの鉛筆の定期的な消毒なども実施。筆記具の持ち込みは、22日に投開票された熊本県知事選でも認められた。(若林幹夫)
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